弓道考察モノローグ

合い言葉は肩甲骨

「弓道読本」を読む

新しくブログの連載のような形で書籍の弓道読本/唐沢光太郎(著)をざっくり解釈しながら読み進んでいくと言うものをやろうと思います。

 

弓道の参考書籍として個人的に弓道読本をあげているのですが、人に薦めてもなかなかの文量と解釈の仕方がやや難しいのか敬遠されてしまう節があります。

 

そこでこの弓道読本の内容をざっくりと自分なりに解釈しながら要約するようなブログを書いてみようと思います。

 

またあえて弓道読本を選んだのにはいくつか理由があります。

 

一つはもちろん内容的に弓道が体系的にまとめられていて、人生において確実な弓道の基礎を作るためにこの本が十二分に役に立つと思うことです。

 

もう一つは世の中の弓道書籍において著者の考えや私見が詰め込まれた書籍が消えていっているという危機感からです。

これまで読んできた書籍はたくさんありますが、例えば

・みんなの弓道

弓道講座

・詳説弓道

弓道指導の理論と実際

・弓執るこころ

・正法流 弓の道

・続 弓道三昧(弓道三昧は未読)

その他、初学者用書籍や雑学書など。

宮城県の後藤弓具店でしか買えない個人出版の本も買いに行き、改訂版も読みました。

 

そんな中でここ10年間くらいの間に初学者用の書籍以外の本がどんどん絶版になっていっています。

 

ひとえに売れないから、が理由だと思うのですがそれで先人の知見が失われていいのかと言う危機感が私にはあります。

 

いろいろな本を読んでみて思ったのは、まず犠牲になるのは詳しく文章で書いてあるものです。

文量が多く解釈が難しければ、敬遠され写真や図解の多いものが選ばれるのはうなずけます。

 

次に著者の私見が多く含まれているものです。

私個人としてはあの値段の本の中に存分に知識とコツが書かれているのに絶版になってしまうのは本当に惜しいような気がします。

しかし、やはり参考書籍としてはどうとでも取れるような抽象的な表現で書かれたものが残っている印象です。

 

このことが実感できたのはみんなの弓道が絶版になり、著者の私見が大半削られてイラストを大量に増やし、文量を極限まで削った書籍が新訂版としてでたことです。

技を極める弓道という書籍です。

 

もちろんそれが参考にならないというわけではありませんが、リッチな情報を削っているので結局どうすればどんな射になるのかと言うのはわからないし、他の書籍と書いてあることが変わらずなにも面白くありません。

 

このブログを始めたきっかけも誰でもいいから詳しく深い考察をする他人の知識を参考に見てみたい、ならば自分からやろうと思い始めたものです。

今回の記事は貴重な参考書が失われていくこの現状への一つの抗議活動として今回の連載をしようと思います。

 

またこれは普段の弓道活動にも言えることですが、読み手や指導を受けるもののキャパシティを勝手に判断してレベルを落とした(?)抽象度の高い指導をするというのは相手に失礼だと言う思いがあります。

これは自分のブログがと言う話ではなく、出版社の判断や一般的に誰かが誰かを見ると言うときにも当てはまることです。

 

わからなければ聞けばいいし、それで答えられないほどの安直な指導や知識など情報として破綻しています。

その会話から発展して弓道に関する考えがお互いに昇華する過程に私は弓道をやっている楽しさや意味を感じます。

 

もし仮にそのときに伝わらないことがあっても、わからない知識や曖昧なことがあればきっと教わる側は自分で調べ、考え新たな何かを発見するはずです。

教える側もまた、もっと噛み砕いて考えて教え方を模索し、その先に真の理解があるのではないでしょうか。

 

そのためこのブログでも解釈をしながら要約しているはずでも多少文量が多くなってしまうかもしれませんが、ご了承ください。

 

私のブログでなにか曖昧なことがあり、議論を深めたいと思われる方がいらっしゃればどうぞお気軽にコメントなどよろしくお願いします。

 

それではいざ弓道読本の世界へ。