弓道考察モノローグ

合い言葉は肩甲骨

捻り革に着目した弽の挿し方について

今回は捻り革の位置に注目して弽(以下ユガケ)を挿すときに何を意識するとどう変わるかということを書いていきます。

 

特に今回の記事は良く筈こぼれを起こしてしまう人に有効な方法だと考えています。

 

一つ問です。

ユガケを挿す際には捻り革はどのような位置にあればユガケの性能を落とさず、筈こぼれなど起きないでしょうか。

 

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きっとそんなことはあまり深く考えたことがないと思います。

そもそも筈こぼれの原因は中仕掛けがゆるいせいではないのか、と。

 

もちろん中仕掛けが細すぎる場合はそれも一因ですが、ユガケを指す際に捻り革が膨れるほど台革を引っ張りながら挿すことも原因の一つではないでしょうか。

(そもそもそんなに太い中仕掛けを作っては矢飛びがブレるし、筈がおいてかれてしまう!)

 

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↑正常な位置は黄色い円だが挿す際に引っ張りすぎると捻り革が赤い矢印方向に引っ張られて、ユガケ全体が歪んで手の甲の方へ寄ってくる。

 

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特に普段から引っ張りすぎていると上の写真の黄色で囲ったあたりが完全に手から浮いてしまい、親指と人指し指のまたからユガケが浮くほどになる。(一時期その状態になっていたので少々変な形がついてしまっています:写真)

 

もし中仕掛けが細すぎず、太すぎずという前提で話すならば、このように捻り革が突っ張った状態で行射すれば大三を取る際に捻り革があたって筈を押し出して失矢の原因となると思います。

もしくは捻りが入れづらく会で馬手が前に寝ることになり、結果的に前離れになると思います。

 

特に考えがなくユガケを挿しているなら捻り革が寄らないようにしっかりと手にそわせることを意識するといくつかトラブルは解消するかもしれません。

 

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